浸透や集水の目的以外でも活躍するポラコン
液状化現象とは、地震などの揺れにより、地盤が液体のように軟化してしまう現象です。地盤が液状化すると、建物が傾いたり、舗装に亀裂が入ったり、マンホールが浮き上がるなどの被害が広がることがあります。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災で
甚大な液状化の被害を受けた千葉県浦安市では、今後の減災対策として様々な工法が採用されました。
そのうち、歩道部の減災対策として歩道の下部に砕石層を設け、液状化現象で発生した噴砂を含む濁水を速やかに砕石層で捕え、排水管に集め、下水管に排水して地表に砂・濁水を噴出させない計画を採られています。
この工法で求められる排水管の性能は
1. 噴砂を含む濁水で目詰まりを起こさないこと
2.7号砕石と同等の噴砂透過性を有すること ※
3.十分な強度を有すること
噴砂を含んだ濁水の透過性能試験を行い、浸透ポラコンパイプが最も適していることが評価され、「減災ポラコンパイプ」としてご採用いただきました。