ポラコン(ポーラスコンクリート)
ポラコンは、『地盤の持つ浸透能力を十分生かし、かつ目詰まりに対して耐久性の高い浸透型流出抑制施設』として、建設省の建設技術評価(建設大臣評価)を昭和 63 年に受け、今日まで多くの実績を残しています。
また、流出抑制以外の新たな役割(水資源としての地下水の保全、河川の平時流量の確保、さらに地中生態系の保全、ヒートアイランド現象の防止等)も期待されています。
浸透ポラコンを用いた雨水浸透と貯留浸透
都市化により雨水の浸透が減少すると、防災上では洪水流量を増大させ、環境上では湧き水の減少による河川の汚濁が進行します。雨水浸透・貯留浸透工法は降雨量をできるだけ自然サイクルに復元し、その流域、あるいは地区単位ごとに洪水防御機能、環境保全機能を持たせようとする手法です。